ご飯のゆげ

ご飯やお菓子を作ったり食べたりします

お腹が痛い


こんばんは。ここ数日でかなり疲弊した私ですが、一応生きています。義理の祖母が外泊するために、送り迎えやら話し相手になっていた三日間でした。Twitterにも書きましたが、いろいろ思うところがあるので、愚痴を書き散らすことをどうか許してやって下さい。


初日は、元々義父から「19:30くらいにそちらに向かう」と聞いていたけれど、蓋を開けたら15:30でした。昼過ぎまでゆっくりしていたところで実際の時間を知ったので、慌てて旦那と部屋を片付け、買い出しに行き、15時過ぎくらいに義祖母が到着。私はどのレベルのお身体なのか知らなかったが、要介護2で認定をもらっており、かなり腰が曲がっていた。杖や歩行器を使えば独歩ができるが、かなり支えや人のサポートがないと厳しい状態だった。この状態で私が同居するとなると、介護は免れないだろうと一瞬で理解した。


到着してから椅子に座って2時間半、水分補給もろくにせず義祖母は喋り続けた。どうやら老人がよく喋るというのは本当らしい。私はそんなに優しい人間でもなく、そもそもコロナ禍で老人ホームから出てくること自体微妙な気持ちだったので、相槌を適当に打ったり、2階に避難したりしながらやり過ごした。で、宿泊するホテルに移動する直前に義祖母がトイレに行きたいと言い出したため案内したところ、トイレから出てきた義祖母に「おもらししちゃってオムツがビシャビシャだから替えたい」と、大人の尿まみれのオムツを渡された。私は、感情が出ないように隠しながら、ゴミ袋にそれを回収した。旦那は荷物を取りに行っていたのでリビングにおらず、私は旦那を呼ぶということが出来なかった。


義祖母に悪気はなかったと思う。多分、私がたまたま近くに居て対応していたのでオムツを渡しただけだろう。たったそれだけのことだけど、私は「あ、この人は初対面の私にも普通にびしょ濡れのオムツを渡せるんだな。旦那が居ても私にちょこちょここういったことを頼むんだろうな。」と解釈した。私は、酷い人間だろうか。


翌日は、上記のような出来事があったため、モヤモヤした気持ちを抱えながら義実家の用事に付き添った。別の施設に移動しなければいけないため、荷物の準備について話をしていたところ「荷物は、女の人の方が勝手が分かるだろうから、嫁さんにお願いしたらいいよ。」と義父に言われた。何も考えずに言ったんだと思う。何も私を傷つけてやろう、ということで言った言葉ではないとすぐに理解はしようとしたけれど、ああこの人は同居が始まってもこんなふうに何にも考えずに私の方が手際がいいとか、同性だからという理由で義祖母の介護を頼んでくるだろうなと察した。


今日は施設に移動する日だったので、10時くらいに義祖母がうちに来て荷物を準備していた。私はだいぶ精神的にもきつかったので、旦那が「嫌なら2階に居てもいいから」と言ってくれていたので、ほとんど2階にいた。ただ、玄関に入ってすぐ、義祖母に名前を呼ばれ、ホテルで貰える無料のアメニティのヘアゴムを渡された。私は、どんな顔をすればいいかわからなかったが、とりあえずありがとうございます、とお礼を述べた。施設に持って行く荷物が準備できたので、紙袋に入れようとしたところ「紙袋は破れるから、嫁さんが貸してくれていたエコバッグが欲しい」と義祖母が言い出したため、旦那が私に頼んできた。今回だけ堪えてくれと。必要なら新しいものを買ってあげるから、と。断るのも馬鹿らしかったから譲った。この時点でだいぶ義祖母に対して嫌悪感を抱いていたと思う。


出発するまで2階で横になっていたところ、準備ができた旦那が傍に来て私に耳打ちした。「父さんが言ってたが、僕が先に亡くなった場合、土地や遺産は君に引き継ぐようにと、おばあさんが自ら言って遺言状にそう書いたらしい。あの人なりに君に感謝していて、そうしてくれたみたいだから堪えてくれないか」。それは私を絶望させるには充分すぎる内容だった。まるで死刑宣告をうけた犯罪者の気分だと感じた。旦那が再びリビングに戻ったあと、私はこっそり泣いた。辛くて泣いた。


旦那は、離婚話をしたあの1件から全く暴言を吐かなくなったし、怒鳴らなくもなった。できる限りのことをして私の味方で居ようとしてくれているのだと思う。介護はしたくないよと言う私に「嫌ならする必要はない。僕がやる。遺産のこともプレッシャーに感じることはない。ただおばあさんも一人嫁に来て苦労したし、この数日の感謝の気持ちがあったからそうしたんだっていう想いは理解してやって欲しい」と旦那は言う。


とはいいつつも、お茶漬けが食べたいと言う義祖母のためにお米を1合炊いてくれと頼んできた。別に紙袋でもいいはずなのに破れるからという意味不明な理由に納得して私のエコバッグを譲るように頼んできた。それに、「人の気持ちは変わるかもしれない。だから君がやりたいと思うなら介護は手伝えばいい。イヤイヤする必要はない。僕は実際、結婚してから良い意味でキャパシティが広がった。君のおかげでギャンブルも辞められたし、以前なら怒っていたポイントで怒らなくなっている」と感謝されたが、遠回しに「間接的に義祖母がいろいろ世話してくれてるんだから感謝の気持ちがあるなら手伝ってもバチは当たらないだろう」と言っているように解釈してしまった。私のモヤモヤの正体はそこだと思う。全体的に、善意の搾取をされているような感覚に陥っている。


義祖母は「今どき、若い子は同居嫌がるでしょう」と喜んでいたが訂正したい。私は同居がいやだ。出来ればしたくない。結婚前に旦那に二人で別に賃貸借りて暮らせないかと打診したことがあるが、断られた。農業をやりたいし、父親を実家に一人には出来ないからと。これは結婚前に同居するなら結婚はしないってはっきり言わなかった私が悪いんだろうか。結婚前の時点で介護について何度話をしても僕がやるから、と言われ続け、それを信用して結婚した私が馬鹿なんだろうか。


結局、同居が始まれば今日みたいに義祖母→旦那→私という流れで介護を間接的に手伝う羽目になる。義父も、私に車の免許を取らせたのは将来自分の病院の送り迎えなどもして貰わないと、と言っていたから完全に使う気持ちで私に投資したんだと思う。旦那は身内だから、義父も義祖母も私に介護して貰おうなんか考えてないし、仮にそうだとしても僕がやるから君に介護はさせないっていうけど、私はそんな上手くいかないと思っています。それが本当にできるなら今日のお米を炊くくだりだって全部自分でやったはずだから。


私はただ普通の結婚生活が送りたかった。好きになった人と結婚して、そんなに贅沢が出来なくてもいいから二人で働きながら賃貸借りて仲良く暮らしたかった。別に農業やってもいいから私と二人でもうしばらく過ごして欲しかった。私が同居は嫌だと言った時に、「実家には時々寄ればいいし、君と住んでるところから畑まで通えばいい。君が嫌がることはしない。だからそこまで言うなら二人で賃貸借りて住もう。」って言って欲しかった。これ、結婚してまだ半年なんですよ。私が馬鹿だからいけないのか、マジで。そんな悪いことしましたか?現実は、「君のメンタル面が辛かったら別居すればいい。悪い意味じゃなくて。申し訳ないけど、一応僕は長男でこの家を継がなきゃいけないから、実家を離れることはできない。君に別の家に住んでもらって、僕がそこに通う。そうなった場合に君が結婚した意味がないとか、そういう気持ちがあるなら話し合ってどうするか決めなきゃいけない。最悪離婚するしかないかもしれないね、君次第では」ですよ。


疲れたな。